赤身肉や加工肉を多く食べることは、ガンや心臓病だけでなく、
アルツハイマー病や胃潰瘍などの疾病により、
寿命を縮める可能性があることが
“Archives of Internal Medicine”で報告されました。
それによると、赤身肉の摂取を20%減らすことで、
男性の寿命の11%、女性の寿命の16%が救われると考えられ、
「肉は、飽和脂肪とともに多くの発ガン物質を含むことから、
死亡率を増加させる」
―と米国立がん研究所の研究グループは結論付けました。
「お肉は、健康に悪い」ということをを言われて
黙っていられないのが、米国食肉協会。
「今回の研究は、過去5年間の食事を自己申告するという
信頼できないデータを頼ったもの。
肉は、亜鉛、鉄、ビタミンB12のほか、
他の必須ビタミン・ミネラルの優秀な摂取源であり、
米国の食事生活指針は、赤身肉を含む
バランスの良い食事を摂取するよう示している」
と反論しています。
その反論された研究手法についてですが、、
50~71歳の50万人以上を対象に
自己申告による10年間の食事状況を調査したもの。
食べる赤身肉の量、もしくは加工肉の量によって、
対象者のグループ分けをしました。
その調査の結果、
赤身肉を最も多量に食べていた男女のグループは、
最も少量しか食べていなかった男女のグループよりも、
糖尿病、アルツハイマー病など総死亡リスクが、
それぞれ31%と36%増加しました。
同じく、加工肉を最も多量に食べていた女性のグループは、
最も少量しか食べなかった女性のグループよりも
死亡リスクが25%高く、
一方の男性では16%増加していました。
また、ガンによる死亡は
最も多量に赤身肉を食べていた男性グループで22%、
女性グループで20%増加し、
加工肉を最も多量に食べていた男性グループで12%、
女性グループで11%増加しました。
そして心臓血管病による死亡リスクも、
最も多量に赤身肉を食べた男性グループで27%、
女性グループで50%増加し、
さらに加工肉を最も多量に食べた男性グループで95%(!)、
女性で38%増加していたことが判明しました。
一方、鶏肉などの白身肉を食べた人々は、
死亡リスクの低下が認められたそうです。
この結果を受けて、専門家では、
「問題は、肉の摂取量、余分なカロリーの摂取量である。
カロリー自体が、ガンや心臓病による死亡の
強力な決定因子であり、カロリー摂取について考えるべき」
と、コメントしています。
たしかに、上の結果からお肉が健康に悪い・・・
という結論も出せますし、
またお肉自体は悪くなくても、
お肉を好む人の高カロリーな食生活が健康に悪い・・・とも
結論付けられますよね。
なかなかに難しい話です。
今後のさらなる研究に期待しましょう。
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