« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »

2009年6月

食事摂取基準2010年版公表

厚生労働省は2009年5月29日、
日本人の食事摂取基準2010年版を公表、
生活習慣病予防の観点からの数値など、
各栄養素の具体的な摂取基準を明らかにしました。
同摂取基準は、2010年から2014年度までの5年間使用されます。

10年版は、健康の維持増進だけでなく、
生活習慣病予防を目標に、摂取量基準を示しました。
対象はビタミン・ミネラル、たんぱく質など
栄養素34種類と、エネルギー。

策定方針は現行の05年版を踏襲し、5つの指標を設定しました。
策定における留意事項として、
サプリメントの介入研究の取り扱いにも言及。
「サプリメント等から大量に特定の栄養素を摂取することが
妥当か否かに関しては、慎重な立場をとるべき」
としました。

摂取不足の有無などを判断する指標として
「推定平均必要量(EAR)」を算定。
不足のリスクがほとんどなくなる量として
「推奨量(RDA)」を設定しました。
この2指標を設定できない栄養素については、
「目安量(AI)」を定めました。

主な栄養素の摂取基準をみると、
不足が指摘されるカルシウムの15~69歳女性の
推定平均必要量は550mg、推奨量が650mgとなりました。

葉酸は12歳以上の男女で推奨量を240μgとし、
妊娠を計画しているまたは妊娠の可能性がある女性について
付加的に400μgのプロテイルモノグルタミン酸の
摂取が望まれることを付記しました。

これまでに「上限量」としていた指標は、
過剰摂取防止の観点を明確にするため、
「耐容上限量(UL)」に名称を変更。
また、生活習慣病の一時予防のため
当面の目標とすべき摂取量として「目標量(DG)」を示しました。

「目標量」は、脂質5種類、炭水化物、食物繊維、
ナトリウム、カリウムについて策定され、
ちなみに18歳以上の食物繊維の目標量は
男性が19g以上、女性が17g以上としています。

また、「脂質」では、EPA・DHAについて、
「心不全に対しても効果が認められている」
「冠動脈疾患だけでなく、脳梗塞、加齢黄斑変性症に
 大しても予防効果を示す可能性が高い」などと
その有効性を明記しました。

成人の目標量として「EPAおよびDHAは1g/日以上
摂取することが望まれる」としています。

1gという明確な数値が示されたことで、
補充という観点を踏まえた魚油サプリメントの
推奨量の指標となることが期待されます。

| | コメント (0) | トラックバック (6)

2008年人口動態統計~がん・心疾患の死亡率増加~

厚生労働省が2009年6月3日に発表した
「2008年人口動態統計」(概数)によると、
悪性新生物(がん)や心疾患による死亡数増加に
歯止めがかかっていないことが明らかになりました。

がん・心疾患・脳血管疾患が日本人の死因の御三家ですが、
それらを併せた死亡率は全体の60%近くに上ります。

1位のがんによる死亡者数は2007年比2%増の34万2,849人。
全死亡者に閉めるガンの割合は30.0%で
約3人に一人がガンで死亡しています。

部位別に見ると、
男性は「肺」が4万8,612人でトップで、
1992年までトップだった胃がんを抜いて以来
ずっと増加を続けています。

一方の女性は「大腸」が1万9,589人でトップで
この大腸も増加傾向にあります。
昔は男女とも胃がんがトップでしたが今は違うんですね。

2位の心疾患は2007年比4%増の18万1,822人で死亡率は15.9%。
食の欧米化で脂質からとるエネルギーが増えたためか、
心疾患によって亡くなられる方が増えているのでしょうか。

そして、3位の脳血管疾患は
2007年比0.1%減の12万6,944人で11.1%でほぼ横ばいです。
こちらは年々減少を続けていますね。
たんぱく質・脂質不足によるもろい血管が引き起こす
日本型脳卒中が減っているせいもありますし、
医療技術の進歩で、助かる方が増えたこともあると思います。

とりあえず、今の日本人の敵となる病気は
がんと心疾患、脳血管疾患ですかね。

特に心疾患と脳血管疾患はメタボに関係するものですので、
いつもの生活スタイルをちょっと見直してみるのも
対策の一つとして有効かも知れませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

ブドウポリフェノールでメタボ予防!?

さて、今日はブドウのお話。
赤ワインポリフェノールからもわかるとおり、
ブドウにはポリフェノールが多く含まれています。

しかしながら、ブドウに含まれるポリフェノールは
皮に15%、種に80%に含まれていることから
わたし達が普段食べている果実には
ほとんど入っていないことがわかります。

ということで、モンペリエ大学の研究グループにより
グレープシード(ブドウの種)エキスを使った研究が行われ、
グレープシード由来のポリフェノールに
肥満を予防する可能性があることがわかりました。

研究グループは、ハムスターを以下の3グループに分け、
1)標準食
2)高脂肪食
3)高脂肪食+グレープシードエキス
を12週間摂取させました。

その結果、標準食グループに比べて、
高脂肪食グループのみ腹部脂肪が増加した一方、
グレープシードエキス添加グループは、
腹部脂肪が増加しませんでした。

腹部肥満といえば、メタボリックシンドロームですが、
これを予防することが期待できるかもしれませんね。

さらに、グレープシードエキス添加グループは、
血糖、トリグリセリド(中性脂肪)、インスリン、
インスリン抵抗性、酸化ストレスの減少も認められました。

また、脂肪は分泌器官でもあり、
善玉・悪玉のホルモン様物質を分泌しています。
善玉の一つであるアディポネクチンは、
動脈硬化を防ぐ働きをもつホルモン用物質です。

グレープシードエキス添加グループのハムスターは
高脂肪食グループに比べ、アディポネクチン値が
61%高かったことも確認されました。
まさに、メタボ予防によさそうですね。

この結果を受けて研究グループでは
「今回の試験から、グレープポリフェノールの継続的摂取により
 肥満を抑え、アディポネクチンの分泌や酸化ストレスなど、
 肥満に関連する代謝経路を減少させることが示された。

 また、グレープシードエキスが今後、
 抗肥満作用が期待できる素材として注目されるかもしれない」
と話しています。

今後の研究で、動物実験ではなく人で効いた・・・
という話が出てくることを期待しましょう!

| | コメント (0) | トラックバック (6)

保湿剤によってはニキビの原因に

今日はニキビのお話。

アクネ菌とはニキビを引き起こす原因菌であることが
知られていますが、
もともとアクネ菌は皮膚常在菌の一つで
病原菌の進入に対しバリア機能の元となる
役割を担っているのだそうです。

意外な話ですよね?
アクネ菌はタダの悪者ではなかったというところでしょうか?

しかしながら、増殖しすぎるとニキビや炎症の増発を
引き起こす要因の一つになるそうです。

さて、そのアクネ菌に
化粧品に保湿剤として配合されている成分を加え、
アクネ菌が増殖するかどうかを調べる試験を
サティス製薬が行いました。

10種類以上の保湿成分を調べた結果、
グリセリン、D(+)グルコース、Dソルビトール添加で
アクネ菌の高い増殖率を示しました。
特にグリセリンは通常の増加率よりも
約4倍もの増殖を示したそうです。

つまり、ニキビの方はグリセリンが配合された化粧品は
特に避けたほうがよいということですね。
できればグルコースやソルビトールも。

化粧品は全成分表示となっていますが、
配合されている成分が多いので、その中からそれらの成分を
見つけ出すのは一苦労じゃないかな・・・と思うのですが、
どうなんでしょう。

また近い将来、グリセリンフリーというような
ニキビ用化粧品が出てくるかもしれませんね。
今後に期待しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

ラクリエでお中元をはじめました

さて、今日はマエダ薬品商事の宣伝です。
からだに美味しい通販「ラクリエ」では、
大切な方への夏のご挨拶「お中元」をはじめました。

夏ならではの商品ラインナップになっていますので、
どうぞご興味がある方はご覧くださいませ!

| | コメント (0) | トラックバック (3)

有機栽培の緑茶はからだに良い

さて、今日は日本人の心(?)、お茶のお話。
各メーカーからいろんなお茶のペットボトルがでていますよね。
しかも、期間限定ブレンドなるものまであったりして、
いつも選ぶのに迷います。

今日はペットボトルのお茶の選び方とは異なりますが、
お茶っ葉を選ぶ一つの基準になりそうなお話を一つ。

有機栽培の緑茶は成分的、効果的にも優れるとした論文が
Transactions of the ASAEに掲載されました。

それによると、有機栽培、無施肥栽培、無機肥料施肥栽培
それぞれの緑茶の成分を調べたところ、
有機栽培茶は無施肥栽培茶と比較して、
粗線維とデンプン含有量が少なかったそうです。

また、意外なことに、無機肥料施肥栽培の緑茶は
それらの含有量がさらに少なかった・・・とのこと。
無機肥料を与えた方が、肥料を与えないお茶よりも
栄養的に劣る・・・ということなんですかね?

さらにポリフェノール含有量を調べたところ、
有機栽培茶は無機肥料施肥栽培茶より含有量が高いことが
わかりました。

そのため、抗酸化能を示すDPPHおよびOHラジカル捕捉能が
有機栽培茶で高くなることがわかりました。
つまり、有機栽培茶はポリフェノール含有量が高く、
抗酸化能も高いということですね。

また、動物実験で有機栽培茶抽出物を投与したところ、
その他の栽培法による茶抽出物よりも
下痢抑制効果が高いことがわかりました。
このことから、おそらくはカテキンあるいはタンニンが
有機栽培茶のほうに多く含まれていると
考えてもよいのでしょうか。

・・・とこのように、栄養的にも効果的にも優れる有機栽培茶。
お茶を選ぶ一つの基準にしてみるのもよいかもしれませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (6)

WEBで健康情報を先行公開中です!

今日6月4日は、虫歯予防デー。

それに関連して、マエダ薬品商事通販HPラクリエでも
健康情報「歯の健康を守って、全身元気!」を
先行公開しています!
(6/15より配布のチラシ掲載記事です)

ご興味がある方はぜひぜひご覧ください!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »