乳酸菌でやけどの治りが早まるか?
さて、今日はなんとも不思議なお話。
コンビは殺菌乳酸菌EC-12の塗布あるいは経口投与で
やけどの治癒促進効果が早まることが示唆された・・・
と第147回日本獣医学会学術総会で発表しました。
この話、すごくないですか?
乳酸菌ですよ、しかも死んだ状態の。
これが経口はともかく、塗布でもやけどの治りを
早めるだなんて驚きです。
やけどモデルマウスを用いて、
やけどの部位に殺菌乳酸菌を塗る、
あるいは殺菌乳酸菌を経口摂取させることによる治癒促進効果を
mRNA発現解析・創傷部面積測定および
病理組織学的検査で検討・評価しました。
具体的な方法として、背中の左右にやけどを負わせたマウスを
1)生理食塩水を毎日塗るグループ(コントロール群)
2)殺菌乳酸菌を毎日塗るグループ(塗布グループ)
3)殺菌乳酸菌を毎日摂取するグループ(経口摂取グループ)
以上の3群にわけ、1週間飼育し、
やけどから0、1、4、5、6日目に創傷免疫を測定し、
7日目に剖検を行いました。
その結果、
殺菌乳酸菌をやけどの部位に塗ることにより、
炎症性サイトカイン(IL-1α・TNF)がコントロール群より
有意に高くなっていることがわかりました。
また、血管内皮細胞増殖因子が高くなる傾向に、
神経成長因子は有意に低くなることが確認されました。
・・・免疫が苦手なのでよくわからないのですが、
炎症性サイトカインが高くなってもよいものなんでしょうか。
高くなることで免疫細胞が活発化して、
治りがよくなるということなんでしょうか・・・。
どうなんでしょうね。不勉強で申し訳ないです。
一方の経口摂取グループでは
トランスフォーミング増殖因子β2(創傷治癒に関わる因子)が
有意に高くなっていることがわかりました。
また、創傷部面積の経日的な曲線下面積が
塗布グループでコントロール群よりも低値を示し、
解剖時の表皮の基底細胞間距離は
コントロール群よりも塗布グループで約20%、
経口摂取グループで約10%短くなりました。
そして、病理組織学的検査では、
塗布グループで上皮再生および炎症性変化の改善が
経口摂取グループで炎症性変化の改善が認められました。
炎症性サイトカインは増えても、実際の病理組織上では、
炎症が収まったってことなんですかね。
ううむ。免疫が苦手なのでよく理解できませんでした。
ちゃんと勉強する必要がありますね。
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