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2009年1月

ビタミンD不足で心臓病に!

さて、今日はビタミンDのお話。
ビタミンDは食物からの摂取のほか、
肌が紫外線をあびることによってカラダの中で合成されます。

冬場は日差しが弱く、ビタミンDも合成されにくい季節。
ビタミンDはカルシウムのビタミンといわれ、
骨や歯の健康にかかわっています。
冬場はビタミンDが作られにくいということを裏付けるかのように
冬は骨折が多い季節でもあるんですね。
(足元が悪いということもあると思いますが・・・)

このようなビタミンD不足は骨の健康だけではなく、
心不全や心臓発作による突然死、心臓麻痺に関係することが
“Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism”
に報告されました。

ドイツ・ハイデルベルグ大学の研究グループは
1997年~2000年に冠動脈造影法を受けた
コーカサス人患者3,299人のビタミンD値を測定し、
平均7.7年間の追跡調査を行いました。

その結果、追跡期間中に166人が心不全で死亡し、
また、188人が心臓発作による突然死をしたことを
確認しました。

これらの事象を解析したところ、
重篤なビタミンD欠乏は、
ビタミンD推奨量を摂取した場合と比較して、
心不全のリスクを約3倍、突然の心臓死のリスクを約5倍
増加させたことがわかりました。
(さまざまな因子やバイアスを除いた状態で)

このことから、研究グループは
「今回のデータは、最適なビタミンD値を維持することが、
 疾病予防や治療に有望なアプローチになる可能性を
 強く示唆している。
 また、ビタミンDは心筋の収縮性に影響を及ぼすなど、
 ビタミンD欠乏と心臓障害との関連は生理学的に
 説得力があると考えられる」
と結論付けました。

ビタミンDはカルシウムをコントロールすることから、
骨や歯はもちろん、筋肉の収縮にかかわっているようですね。
女性の約50%がビタミンD不足といわれています。
骨だけではなくて、心臓のためにも
ビタミンDを摂取してみてはいかがでしょうか?


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乳製品で骨太に!

今日は、乳製品のお話。

最近、牛乳の消費が落ち込んできて、生産調整しているためか
副生物(?)であるバターが品薄状態になっていますね。

かくいう私も牛乳は中学卒業以来1滴も飲んでいない
牛乳嫌いなのですが、今日のお話を読めば
少しは牛乳好きになるかもしれませんね。

さて、内容に入っていきますと、
幼少期に乳製品や肉などをしっかり摂取することが、
青年期の健康な骨を作る一助になる―――ということが、
“Journal of Padiatrics”に掲載されました。

アメリカ・ボストン大学医学部の研究グループは
1987年から1999年まで追跡調査された
3~5歳の子供106人を対象に、
疫学研究のデータを分析しました。

その結果、子供のときに
1日平均2人分以上の乳製品を摂取した被験者は
2人分未満しか摂取しなかった被験者よりも、
骨ミネラル量、骨領域、骨ミネラル密度が高いことが
わかりました。

また、肉などのたんぱく質を4人分以上摂取した子供も
骨密度が高かったそうです。

さらに、乳製品とたんぱく質の両方を多く摂取していた子供は
特に高密度で大きな骨を持っていました。

一方、乳製品およびたんぱく質を少量しか摂取していなかった
子供は、もっとも骨密度が低かったそうです。

・・・以上が研究の報告なのですが、
牛乳が2人分はともかく、たんぱく質が4人分って
多すぎやしませんか?
たんぱく質だけを摂取するわけではないので、
肥満になりそうです。

肥満になると負荷が増える分、骨の密度があがる傾向にあるので、
食べ物というより、肥満が骨に関係しているのでは
ないのか・・・と疑いたくなります。

本当のところはどうなんでしょうね。
牛乳&たんぱく質効果で骨が強くなったんですかね。
ちょっと疑問が残ります。
(自分が牛乳が嫌いなので、辛口です)

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スイッチOTCで花粉症を乗り切る!

1月も下旬にさしかかり、だんだん気になってくるのが花粉症。

花粉症*ナビさんの情報によると、
今年の花粉飛散量は10年平均と比較して同程度か多くなる
そうです。(2008年10月現在)

また地域別にみると、
北日本では昨年より少なめ、東海~西日本では多めに
なるのだとか。

さて、お話は花粉症のOTC薬に関してですが、
今年は新しいお薬が登場しています。

そのひとつが、ロート製薬さんから出た
「アルガード抗アレルギーカプセル」です。
有効成分は、エメダスチンフマル酸塩であり、
スイッチOTCとなっています。

スイッチOTCとは、もともと医療用医薬品で、
お医者さんの処方箋がなければ服用することができなかった
成分を一般用医薬品として販売するもののことをいいます。
なんだか、これだけでも効きそうな感じがしますよね。

しかもしかも、優秀なことに、
「アルガード抗アレルギーカプセル」には
即効性と徐放性の2種類の顆粒が入っています。

「1粒で2度おいしい」ではないですが、
時間差で薬効成分が溶け出すことで、
長時間の効果が期待できます。
(1日2回朝食後と寝る前の服用でOKです)

花粉症のほんとに軽い方なら、
これだけですむかもしれませんね。
忙しくてお医者さんに通うのが難しい方には朗報ですね。

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歯ぎしりは胃酸逆流のため?

さて、今日は歯ぎしりのお話。
他人に迷惑をかける癖として悪名高い夜間の歯ぎしり。

そんな歯ぎしりは癖ではなく、
胃の病気から来る可能性がある・・・
というお話を紹介いたします。

鹿児島大学歯学部の調べでは、
健常者に比べ、歯ぎしりをする人は
「夜間の食道内のPH(酸性・アルカリ性を測る尺度・低いと酸性に偏っている)が低い=酸性側に傾いている」
ということがわかりました。
つまり、歯ぎしりをする人は、
夜間に胃酸が食道までに逆流している、というわけ。

胃酸は、食べ物を摂取したときにも分泌は高まりますが、
意外にも夜間に分泌が高まります。
だから胃酸を止めるお薬は1日1回寝る前または夕食後に
飲むことが多いんですね。

さて、そのような歯ぎしりをする患者さんに、
胃酸を止める薬の一種であるPPIを服用してもらったところ、
歯ぎしりをする回数が減ったそうです。

なぜ、胃酸が逆流すると歯ぎしりをしてしまうのか・・・。
それはまだわかっていませんが、
胃酸が逆流することによって酸性に傾いた状態を
少しでも中性に戻そうと、体が唾液を分泌しようとするため、
唾液を分泌するための咀嚼運動=歯ぎしりが起こるのでは?と
考えられています。

また、噛み合わせが悪い人は、
うまく食べ物を噛むことができないので、
細かくならなかった食べ物を胃で消化するため、
たくさんの胃液が分泌されるようになる→
逆流性食道炎→歯ぎしりということもあるそうです。

胃と歯の関係、感慨深いものがありますね。
歯ぎしりを直すために、胃酸を止める薬を飲み、
歯並びを直す・・・という時代が来るかもしれませんね。

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トクホ市場に異変あり、成長にブレーキ

今日はトクホ(特定保健用食品)のお話。
みなさん、一度はトクホを購入したことが
あるのではないでしょうか?

国が一定の効果を認めたとして、
医薬品のようなイメージがあるトクホですが、
最近では食品としてのおいしさも兼ね備えたものが
増えてきましたね。

実はトクホ制度ができてから、
トクホ市場は15年間右肩上がりで成長しており、
今ではOTC(大衆薬)よりも
大きなマーケットとなっています。

しかしながら、2008年は大きな変化が。
それは今まで成長の一途だったトクホの市場規模が
08年は前年と変わらなかったこと。
さて、これはなぜでしょうか?

ひとつには、景気悪化による国内消費の落ち込み。
これはトクホ市場にも大きく影をおとすことになりました。

もうひとつには「保健用途」の拡大がすすまないこと。
「保健用途」と難しい表現となっていますが、
簡単に直すと「○○の方におすすめです。」の
○○の種類が増えないということです。

数年前に「疲労が気になる方へ」といった
抗疲労トクホができるかも・・・というような話を
聞いたのですが、今のところ、一向にできる気配がないですね。
ヘルペスウイルスを使った疲労を客観的に測定する方法が
認められなかったんでしょうか。

保健用途が増えない・・・といった閉塞感が
市場の成長を阻んでいるようです。

ただし、トクホ市場は暗い話題だけではありません。
それはメタボという言葉が一般的に浸透することにもなった
メタボ検診制度。
昨年4月にスタートした制度ですが、
今年はその保健指導が本格化する年。
保健指導により、トクホの販売も進むのでは?と
いわれています。

さぁ、これからの一年はどうなるのでしょうか?
景気が好転するとともにトクホ市場も
大きく躍進するといいですね。

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心臓にはダークチョコレートを!

今日は寒くなると食べたくなる甘いもの、
チョコレートのお話です。

ただし、チョコレートといっても
甘~いミルクチョコレートではなく、
苦くて大人好みのビターチョコレートについて。

カカオポリフェノールがたっぷり入った
ビターチョコレートを習慣的に食べると、
心臓血管病に強く関連する「炎症」を抑えるのに役立つ
可能性があることが“The Journal of Nutrition”
に報告されました。

南イタリアに住む35歳以上の健康な4,849人を対象に、
これまでもチョコレートをあまり食べなかった1,317人と
習慣的にビターチョコレートを食べていた824人を
比較しました。

心血管病のマーカーであるCRPを測定して、
炎症の程度を調べたところ、
ビターチョコレートを食べていなかった人々の
CRPは平均1.32mg/dLだったのに対し、
ビターチョコレートを食べていた人々の
CRPは1.10mg/dLでした。

・・・というより
この被験者の方々はどうしてこんなに
CRPが高いんでしょうか?
本当に健康なんでしょうかね・・・。
そのことに対してちょっとつっこみたくなりますね。

まぁ、とにかく
ビターチョコレートにCRPを下げる働きがあるようです。

あと一月でバレンタインですが、
人や自分(!)にプレゼントする際も
カカオポリフェノールたっぷりのチョコレートを
選ぶといいかもしれませんね!
ただし、くれぐれも食べすぎにはご注意を!
(3日ごとに20g以上食べると(?)、
 チョコレートの効果は下がる傾向にあるそうです)

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鶏足コラーゲンで血圧低下!?

さて、今日は血圧のお話です。

こうも毎日寒い日が続くと、
ベッドから出るのが辛くて、体も縮こまってしまいますね。
同様に寒いと縮こまるのが、血管です。
そのため、血圧は冬の方が上がりやすいんですね。

そんな高めの血圧に効果を発揮するかも・・・
といわれるものが、なんと「鶏足」。
「豚足」ならぬ「鶏足」はその字のとおり、鶏の足です。

この鶏の足に含まれる4種類のたんぱく質が
高血圧のコントロールによい・・・ということが、
“Journal of Agricultural and Food Chemistry”に
掲載されました。

広島大学と日本ハム中央研究所の共同研究グループは、
鶏の足からコラーゲンを抽出し、
高血圧発症ラットに投与したところ、
食塩水投与ラットに比べて、8時間後に明らかに血圧が低下し、
4週間後には有意に血圧が低下したそうです。

なんともすごいお話ですね。
コラーゲン由来のたんぱく質が
血圧低下に関与するのでしょうか?

にしても、鶏の足って棒のように細いイメージがありますが、
そんなところにもコラーゲンが豊富に含まれているんでしょうか?
驚きです。
また、これがヒトにも効いた!という研究が
発表されるといいですね。

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アルコール性脂肪肝にもレスベラトロール

あけましておめでとうございます!
2009年が始まりましたね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします♪

さて1月といえば、新年会。
忘年会で飲んだ挙句、新年会でも飲むという方も
少なくないのではないでしょうか?

お酒を飲んだり、おいしいものをたくさん食べたりすると
たまってくるのが、脂肪。
それが肝臓にたまれば、脂肪肝となってしまいます。

今日はそんな脂肪肝がレスベラトロールで
予防できるかも・・・というお話です。

“American Journal of Physiology - Gastrointestinal
and Liver Physiology”に掲載された内容によると、
アメリカ・南フロリダ大学ヘルスサイエンスセンターの
研究グループは、マウスにレスベラトロールを投与し、
肝臓の脂肪量の変化を比較するという実験を行いました。

その結果、レスベラトロールの摂取により、
アルコールを投与したマウスの肝臓で
産生された脂肪量を抑えるとともに、
肝脂肪の分解を増加させることがわかりました。

今回は、マウスの実験ですが、
今後ヒトでの試験で同様の反応が起こるといいですね。
これからの研究成果に期待をしましょう!

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